自噴水 弘法の井戸広場 こうぼうのいどひろば
平安時代の高僧、弘法大師が諸国行脚の折に十六村にお立ちよりになり、村人が飲み水や田の水に困っていることをお聞きになると、手にしていた錫杖(しゃくじょう)で、力強く大地をお突きになりました。すると勢いよく清水が湧き出したといわれています。村人は大いに喜び、大師の徳を称えて、この井戸を「弘法の井戸」と呼び、大切にお守りしてきました。「俗に弘法の御手洗ともいわれ、干ばつの時によく水が湧き、凶作になることはない」と記されているように、昔から近郷に知られた由緒ある井戸です。平成21年に既設の自噴井戸を改修し、自噴広場を整備しました。整備を記念し、「弘法の井戸」と刻まれた御影石の石碑が建てられています。
所在地 | 大垣市十六町 |
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深さ | 16m |
駐車場 | なし |